創作部

◆ストーリー

ライコの幼少期時代に飛ばされた《魔法使い》は…

戻る


◇ログ
  
[101] 《審判》「《魔法使い》と水元頼子の出会いは、運命によってすでに決められていた。」
[102] 《力》「二人は、すでにこの時代で出会っていた。・・・。出会わなければいけなかったのですわ。」
[103] そう言って《力》は、運命の約束事として、と付け加えた。
[104] 《審判》「ここでの出会いが、すべての始まりとなる。」
[105] 《力》「そして、《皇帝》、《女帝》に受け継がれますわ。」
[106] ゥゥゥ。
[107] 《審判》「一通り、《魔法使い》の用は終わった。」
[108] 《力》「ええ。それでは、《魔法使い》を元の時代に戻しましょう。」
[109] 気配を感じて、《魔法使い》は後ろを振り返る。
[110] 《魔法使い》「《審判》、《力》!!」
[111] 《力》「この時代でのあなたの仕事は終わりましたわ。私の象徴の力で元の時代へお送りいたします。」
[112] 《魔法使い》「何だと・・・?」
[113] 驚愕の表情を隠しきれない《魔法使い》と、何となく意味ありげな笑顔を浮かべて近寄ってくる《審判》の目線がぶつかった。
[114] 《審判》「いかがであったかな。水元頼子の過去は。」
[115] そう言って《審判》は、《力》に向けて顎をしゃくる。
[116] 《力》「ええ、わかりましたわ」
[117] “射出!”
[118] そして、《魔法使い》は姿を消した。元の時代に戻ったのである。
[119] ライコ「まほうつかいさん・・・?」
[120] 目の前にいた魔法使いが急に独り言を始めたかと思うと、目の前から姿を消した。そのことに、幼いライコは激しく驚いていた。
[121] そして、時間を飛ばされた魔法使いは
[122] ???「・・・うつかい、まほうつかい!」
[123] 誰かが《魔法使い》を呼んでいる。
[124] 《女教皇》「《魔法使い》!!」
[125] 《魔法使い》「《女教皇》・・・?」
[126] 何故か、《魔法使い》はカードの状態で《女教皇》の目の前に浮いていた。
[127] 《女教皇》「大丈夫なの、《魔法使い》!」
[128] 《魔法使い》「あ、あぁ…。《力》に飛ばされてきた。」
[129] そういってふと《女教皇》の顔をみた《魔法使い》が「ふっ」と笑う
[130] 《女教皇》「?」
[131] 《魔法使い》の表情に怪訝な顔をしてしまう《女教皇》。
[132] 《女教皇》「なに???」
[133] 《魔法使い》「《魔法使い》のことがそこまで心配だったか」
[134] 《女教皇》は顔を赤くする。
[135] 《女教皇》「あ、あのねぇ!」
[136] 《魔法使い》「ハハハハハ!!」
[137] いつもどおりの光景。それは、《皇帝》と《女帝》になっても受け継がれるだろう。
[138] そして、その光景はライコと《魔法使い》から始まる。
[139] 《審判》「そしてそれ以前にも出会いはあった、か」
[140] 遠目で《審判》が、彼らを見つめていた。
[141] 《審判》「今回の出会いが、彼らにどのような影響を与えるであろうな。」
[142] そういうと、《審判》は時間移動によって姿を消した。
[143] いつも変わらぬ関係、そして不思議な出会い。
[144] 彼らは、いつまでもそれを忘れないだろう。
[145] FIN
[146] 第2話
[147] 《審判》「今度は誰を飛ばすのだ?」
[148] 《運命の輪》「そうですね・・・《女教皇》ですわ。」
[149] 《力》「でも《女教皇》はやめておいたほうが良いわ。《魔法使い》が心配するわよ。」
[150] 《審判》「でもこれは必然だ。」
 次のページへ

CGIROOM