創作部

◆ストーリー

ライコの幼少期時代に飛ばされた《魔法使い》は…

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◇ログ
  
[151] 《審判》は重苦しく行った。
[152] 《力》「では、行きましょう。」
[153] 《運命の輪》「・・・・・・《女教皇》に輪の祝福のあらんことを」
[154] 《力》と《審判》の二精霊が姿を消したのを確かめてから、《運命の輪》がポソリと呟いた。
[155] 《悪魔》「いいな〜ティターンズだけどっかに飛ばしてもらえてさ〜けっ」
[156] 《月》「ほんとほんと〜いいな〜いいな〜」
[157] 隠れて見ている《悪魔》と《月》であった。
[158] 《星》「こんなところで何をしておるのじゃ」
[159] 《悪魔》「げっでか乳!!ま〜たいばりに来たの〜?どっかいきなさいよばかっ」
[160] こっそり二人から離れる《月》であった。
[161] 二人は乱闘中…
[162] そのころ、《女教皇》と《魔法使い》は…
[163] 《女教皇》「《力》・・・それに《審判》まで・・・今度はいったい何を?」
[164] 《審判》「何度も御主らの中を邪魔する気はないのだがな・・・。」
[165] そう言いつつ、《審判》は象徴の力を《魔法使い》に向けて発動する。
[166] 《審判》「vau!」
[167] 《魔法使い》「何っ?」
[168] 《力》「射出!!」
[169] 《女教皇》「えっ?キャアアアアー!」
[170] 《魔法使い》「《女教皇》!?」
[171] 驚いている《魔法使い》をよそに、時間移動をする《審判》と《力》。
[172] 《力》「大丈夫ですわ。ちゃんと私が貴方の元へ彼女をお送りいたしますから・・・。」
[173] 一方、時間を飛ばされた《女教皇》は・・・。
[174] 《女教皇》「・・・ここ、何処・・・?」
[175] 戸惑って辺りを見回す。
[176] ???「ライコー、おは・・・え?」
[177] 《女教皇》「・・・唯・・・。」
[178] 唯「な・・・によ、これ・・・。」
[179] 《女教皇》は、非物質の状態なので、唯には声を聞く事が敵わない。
[180] 唯「帰るって・・・どこに・・・。」
[181] 唯の持っているメモには、「ごめん、帰る。」とだけ記されていた。
[182] 唯「ライコ・・・どこ!?何処にいるの?何ふざけてるのよ・・・出て来てよ!」
[183] 《女教皇》「唯・・・そうか、ここ・・・あの日なんだ・・・。」
[184] 唯「お願いだから出てきてよ!独りにしないでよ!なんで・・・なんで、こんないきなり・・・。」
[185] そう言って泣き崩れる唯。それをただ見守る事しかできない《女教皇》。
[186] 《女教皇》「ゆ、唯・・・・・・」
[187] 唯「いつも誰かにおいてかれちゃうのよね・・・私って」
[188] そっと涙を流す唯。
[189] 唯「ねえ、お願いだから出てきてよ!」
[190] 《女教皇》はたまらなくなって物質の状態に転換させた・・・
[191] 《女教皇》「唯・・・」
[192] 唯「あ・・・あなた・・・だ・・・れ・・・?」
[193] 《女教皇》「あ、あたし…(どうしよう嘘はつけないし)」
[194] 唯「「その顔…もしかして、ライコなの…?」」
[195] え〜い!こうなりゃヤケだ!
[196] 《女教皇》「実はライコさんから伝言を預かってきたの。」
[197] 唯「え・・?ライコから?どうしてあなたが来たの?ライコは?」
[198] ますます状況が悪くなってきた《女教皇》であった。
[199] 《女教皇》「あたしは、ライコの分身・・・。ライコは、水元頼子はもうこの時代にはいないの・・・。」
[200] 唯「・・・そう・・・。また、私をおいてっちゃったんだ。ジョウみたいに・・・。」
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