創作部

◆ストーリー

ライコの幼少期時代に飛ばされた《魔法使い》は…

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◇ログ
  
[251] 《女教皇》「へぇ・・・?《死神》が改変しないなんて珍しいじゃない」
[252] 《運命の輪》「で、どうしたの、《死神》。」
[253] 《死神》「実はね…」
[254] と、《死神》は微笑む。
[255] 《死神》「私はティターンズの《死神》なのだよ。確かに私は将来プロメテウスになるらしいが、今の私は間違いなくティターンズだ。」
[256] 《女教皇》「テ、ティターンズの《死神》なの!? 」
[257] 《死神》「そうだ。未来においてどうなるかはわからないが、今の私の協力者は《隠者》だ。言質をとってもいい。」
[258] 《女教皇》「ふぁあ?どっどういうこと??」
[259] 《女帝》「全部理解しようとしなくていいのよ。ただ、ここにいるのはそういう存在なんだって思っときなさい。」
[260] 《女教皇》「で?あたしは《死神》がこうした理由をまだ聞いてないんだけど?」
[261] 《女教皇》が《死神》をじとりと睨みつける。
[262] 《死神》「ん?」
[263] 《女教皇》「だって、アカシックレコードに記されていることとはいえ、しなくてはいけない理由が他にもあるはずでしょ」
[264] 《死神》「ははは、なかなか鋭いね《女教皇》。」
[265] と、苦笑する《死神》。
[266] しかし、《死神》はただ微笑むばかり。
[267] 《女教皇》「…そんなに理由を話したくないわけ?」
[268] 《死神》「これもアカシックレコードに記されていることだ。話したくないではなく、話せないだ」
[269] 《女教皇》「わかったわよ。理由は聞かない。そのかわり、何しに来たのか教えてよ」
[270] 《死神》「《女教皇》を元の時代に戻すためだ。」
[271] 《女教皇》「じゃあ、<<魔法使い>>のところに返してくれるんだね?」
[272] 《死神》「かならずしも《魔法使い》のところとはかぎらないが」
[273] 《女教皇》「今度はいつの時代に連れて行く気?」
[274] 《死神》は口を閉ざしたまま。
[275] 《女教皇》「それも話せないんだね。」
[276] 《女帝》「来るよ。」
[277] 《女教皇》「えっだれが・・・。」
[278] 《運命の輪》「《隠者》・・・。来たわね。」
[279] 眩い光が辺りを照らした。
[280] 《女教皇》「えっ!どうして?《隠者》は時間移動できないはずじゃ…」
[281] 《女帝》「バカね。《隠者》の協力者が誰だと思ってるの?」
[282] 《女教皇》「a」
[283] 《女教皇》「あ…」
[284] と《女教皇》が呟いたと同時に、《隠者》が現れた。
[285] 《隠者》「お久しぶりです。皆さん。」
[286] 《死神》「おや、プロメテウスの私か・・・」
[287] 《死神》「ティターンズ」
[288] 田村桂子「そうね。ティターンズのあなただわ。」
[289] 《女教皇》「田村…どうしてあんたまで…」
[290] 田村桂子「別に良いじゃない。彼の協力者はあたしよ。」
[291] そう言って田村は暗く微笑んだ。
[292] 《女教皇》「そんなこと聞いてないよ。あたしが聞きたいのは、これがどうゆうことか、よ。」
[293] <<女教皇>>はそう言って田村をにらみつける。
[294] 《女帝》「すぐにわかるわよ」
[295] 《女教皇》「え!?」
[296] 《女帝》「「あなたは<<女教皇>>でありライコでもあるのよ」」
[297] 《女帝》「あなたはライコの姿で唯と暮らすことだって出来るの」
[298] 《女帝》「失った日常を取り戻したくはない?」
[299] 《女教皇》「やめて」
[300] 誘惑に負けちゃだめだ。これで言質を取るつもりなんだ。
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