創作部

◆ストーリー

ライコの幼少期時代に飛ばされた《魔法使い》は…

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創作部の過去40回の記録です。


  
[422] 《審判》が”言霊”を解いた。
[423] 《女教皇》「《魔法使い》!」
[424] 《魔法使い》「《女教皇》よ、どういうことだ」
[425] 《女教皇》「あ、あたしにもよく・・・」
[426] 《力》「《魔法使い》! 《女教皇》を何だと思ってますの」
[427] 《力》「《女教皇》!《魔法使い》がきらいなの?」
[428] 《審判》「はっきりと宣言してもらおうではないか」
[429] 《女教皇》「あたしは・・・」
[430] 《魔法使い》「《女教皇》よ、何が言いたいのだ」
[431] 《女教皇》「あたしは、《魔法使い》のことが好き。けど、アンタはあたしのこと、単なる協力者、ううん、足かせにしかならないって思ってる」
[432] 《魔法使い》「は?」
[433] 《女教皇》「これじゃ、あたし一人が莫迦みたいじゃないか!好きになってももらえない、気にも留めてもらえない!せいぜい協力者程度にしか思ってもらえてないんだ!」
[434] 《魔法使い》「話を聞くのだ、《女教皇》」
[435] 《女教皇》「聞きたくない!どうせ、あたしの聞きたくない言葉をアンタは言うんだ!」
[436] 《魔法使い》「《女教皇》!」
[437] 一気にまくし立てる《女教皇》を、《魔法使い》が抱きしめた。
[438] 《魔法使い》「大莫迦者。誰がそんなことを言った」
[439] 《女教皇》「え・・・」
[440] 《魔法使い》「俺はおまえを愛している。」
[441] 《魔法使い》「誰が足かせだと言った?誰が協力者程度だと言った?《魔法使い》がどれほど《女教皇》を愛しているのか、《女教皇》は知るべきだ」
[442] 《女教皇》「《魔法使い》・・・」
[443] 《魔法使い》「《女教皇》を守るためなら、この身を投げうっても構わぬ」
[444] 《女教皇》目を見開いたあと泣きだす
[445] 《魔法使い》「《女教皇》泣くな」
[446] 《魔法使い》「《女教皇》に泣かれると《魔法使い》は困るのだ」
[447] 《女教皇》「《魔法使い》・・・」
[448] 《女教皇》《魔法使い》を見つめ泣き笑い
[449] 《女教皇》「・・・ありがとう」
[450] 《魔法使い》「手間をかけさせおって」
[451] 《女帝》「まったくよ、もう」
[452] 《女教皇》「《女帝》!?いつの間に!」
[453] 《魔法使い》「なぜおまえがここにいる?」
[454] 《女帝》「時間移動したに決まってるじゃない、莫迦ねぇ」
[455] 《魔法使い》「そのようなことを聞いてるのではなく・・・」
[456] 《女帝》「さて《女教皇》。もう一度聞くわ。あんたは、協力者を信じる?信じない?」
[457] 《女教皇》は涙を拭き、強気な笑顔を向けた。
[458] 《女教皇》「信じてるに決まってるよ。もう二度と弱気になんてならない。だから、あたしはライコには戻らない。このまま《魔法使い》と前を歩いていくよ」
[459] もう、立ち止まらない。
[460] 《女教皇》は胸に強い想いを秘めて、前へ進んでいく―――
[461] end

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