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	| [350] 《女帝》 | 「みんな普通に願っていることよ?自分が不幸になるなんて、あたしは絶対嫌だもの」 | 
	| [351] 《死神》 | 「さぁ、きたまえ。我がプロメテウスに」 | 
	| [352] | プロメテウス側の《死神》が《女教皇》に手を差し伸べる。 | 
	| [353] 《力》 | 「そうはさせませんわ」 | 
	| [354] 《力》 | 「「あなたはティターンズですわ」 | 
	| [355] 《力》 | 「だからあなたは幸せなのですわ」 | 
	| [356] | それだけ言うと、《力》は鞭を構えた。 | 
	| [357] | 何をするつもり?! | 
	| [358] 《力》 | 「見せて差し上げますわ。《魔法使い》を」 | 
	| [359] 《女教皇》 | 「きゃぁああああああああああ!!」 | 
	| [360] | 《女教皇》はあっという間に飛ばされてしまった。 | 
	| [361] | 《女教皇》がとばされた時代は・・・ | 
	| [362] 《魔法使い》 | 「《審判》よ!」 | 
	| [363] 《審判》 | 「そうカッカするな、寝取られ男くん」 | 
	| [364] 《魔法使い》 | 「《女教皇》になにをするつもりだ!」 | 
	| [365] 《審判》 | 「ほぅ?かの女が心配なのか?」 | 
	| [366] 《魔法使い》 | 「当たり前であろう《女教皇》は《魔法使い》の協力者なのだから」 | 
	| [367] | 上空から、《力》、《女教皇》が二精霊の様子を見ている。 | 
	| [368] 《力》 | 「よく見ていなさい。自分の目で、《魔法使い》があなたをどう思っているのかを」 | 
	| [369] 《女教皇》 | 「・・・今だって、協力者だから、自分の足かせにならないか心配してるだけに見えるけど」 | 
	| [370] 《力》 | 「短絡的ですわ。もっとじっくり見なさい」 | 
	| [371] 《女教皇》 | 「た、たんらく・・・。アンタに言われたくないけど」 | 
	| [372] 《審判》 | 「《魔法使い》はかの女をなんだと思っている?」 | 
	| [373] 《魔法使い》 | 「《魔法使い》の協力者だ」 | 
	| [374] 《女教皇》 | 「ほら、やっぱり・・・」 | 
	| [375] 《魔法使い》 | 「そして、絶対に失くすことができない、唯一《魔法使い》が愛する女。」 | 
	| [376] 《審判》 | 「かの女を、実は《力》が殺した、などと言ったら?」 | 
	| [377] | どこか楽しそうに《審判》が言う。 | 
	| [378] 《魔法使い》 | 「なんだと?」 | 
	| [379] 《審判》 | 「まぁ、それは冗談として、だ。《力》よ、降りてくるがよい」 | 
	| [380] 《力》 | 「いきますわよ。」 | 
	| [381] 《女教皇》 | 「え!ええっ!!」 | 
	| [382] | 《力》が鞭で《女教皇》を縛り、そのまま下へと引っ張っていった。 | 
	| [383] 《魔法使い》 | 「《女教皇》!!」 | 
	| [384] 《力》 | 「今、《女教皇》は私の手の内にありますわ。ここで消すことも、このまま《魔法使い》にお返しすることもできますのよ」 | 
	| [385] 《女教皇》 | 「ま、《魔法使い》・・・・」 | 
	| [386] | 急な展開に、《女教皇》自身ついていけない。この状況、どうすればいいのかすら分からなかった。 | 
	| [387] 《魔法使い》 | 「《力》よ、この先、《女教皇》に指一本でも触れてみろ・・・」 | 
	| [388] 《力》 | 「あら、触れたら、どうしますの?」 | 
	| [389] 《魔法使い》 | 「この場から貴様を消す!!」 | 
	| [390] | 《魔法使い》が高貴なる錫杖を構えた。 | 
	| [391] 《力》 | 「では触れちゃいましょうか」 | 
	| [392] 《力》 | 「できるかどうか考えて発言されたほうがいいですわよ」 | 
	| [393] 《魔法使い》 | 「《力》よ!!」 | 
	| [394] 《審判》 | 「《魔法使い》、これから《女教皇》がどうなるか、とくと見ておくがよい」 | 
	| [395] 《女教皇》 | 「《魔法使い》!!」 | 
	| [396] 《力》 | 「《女教皇》は黙ってていただきますわ。《審判》」 | 
	| [397] 《審判》 | 「vau」 | 
	| [398] | 《審判》が”言霊”を使い、《女教皇》の動きを封じ、声まで封じた。 | 
	| [399] 《魔法使い》 | 「《力》《審判》ティターンズではなかったのか!!」 | 
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